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TDS(thermal desorption spectroscopy)は、試料を真空加熱した際に発生するガスを質量分析計で測定する分析法です。
試料の加熱温度と脱離ガスの成分や量との相関がわかるため、試料からの脱離ガスの挙動や熱分解過程等を評価することができます。
◆脱離ガス・圧力・温度の相関関係を評価
◆真空加熱時の脱離ガスの成分分析
[ 質量電荷比(m/Z):1~200 ]
◆低質量分子の高感度測定
[ 水素、水:10ngから検出可能 ]
◆ステージ昇温範囲
[ 45℃~1200℃ ]
◆材料からの脱離ガス成分調査
◆金属材料の水素発生挙動調査
◆材料の熱分解反応調査
◆リチウムイオン電池活性物質の熱安定性調査
◆材料のアニール温度条件評価
処理方法が異なる三種類のステンレス材の水素発生挙動を比較調査しました。
①と②の温度領域で検出イオン電流強度プロファイルが異なり、処理方法の違いによる水素の吸着・吸収形態の影響を確認することができました。